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  • 2017/12/16 23:47

    見る人が見れば、何かの雑誌のパクリか?と思われそうですが、その通り。このブログに出てくる珈琲に関する情報の優先度は3番目です。

    数日前から風邪をこじらせてしまい、週末の山もお休み。先日インフルエンザの予防接種受けたばかりなんですが。あれって、50/50の感染率が、51/49程度にしか変わらないんですよね?受けないと非国民みたいな顔されるので受けますけど。
    さて、家でうだうだしているとチャイムが。連れに出てもらうと西濃運輸さん。小さなダンボールを手渡されます。中身は以前注文した富士珈機業務用ミルR-440の臼。

    SHINKO TECHNOSさんというところで作っておられるようです。して、会社は大阪になってますが、発送元は九州の別府。そうですね大分にはその名の通り「大分製鉄所」があり今回の臼もその周辺の鉄工所で作られたのでしょう。ちなみにこの「大分製鉄所」、創業は昭和46年、(以下コピペ)


    国内最新の大規模製鉄所として、技術の粋を集めて設立されて以来、絶えず技術革新にチャレンジしてきました。現在も、製鉄所創業時の理念を受け継ぎ、世界最大級の設備、最高水準の技術力をもとに、最先端の製鉄所として歩み続けています。」


    だそうです。最大級、最高水準、最先端ときて、もう凄すぎて想像ができません。もうひとつ製鉄と聞いて思い出すのが「たたらば」そう映画『もののけ姫』に出てきましたね。(以下コピペ)


    たたら場は古代より日本各地に存在し、長く日本の鉄需要を賄ってきましたが、明治になって西洋式の近代的製鉄法に押され、徐々に姿を消していきます。現存するのは島根県雲南市吉田町にある「菅谷すがやたたら」のみで、『もののけ姫』に登場するたたら場のモデルも、この菅谷たたらと言われています」


    これには驚きですね!実際に見てみたいものです。もう頭の中は『もののけ姫』の世界でいっぱいですから!

    あ、『キューポラのある街』はどうなった!とか言われそうなのでタイトルだけ入れました。ともかく「製鉄」という響きはとてもノスタルジックできりが無いんです。

    さて随分と脱線しましたが、こちらが臼。砂型鋳物ですかね?製鉄の街製っぽい響きです。


    手前が新しい臼で、奥が使い古した物。数十年基本設計は変わらない富士珈機さんですが、穴が4ツになっていたり、歯の側面が旋盤で削ってあったりと、微妙に仕様変更はしているみたいですね。鋳肌をそのまま使用するのは豆の引っかかりが大きくて確実にグラインドされるようにでしょうか?一度開発者秘話でも聞いてみたいのものです。ちなみにねじもマイナスからプラスになってます。これって整備性悪くないですかね・・?

    今回は臼と一緒にダイヤルも交換しました。随分古い中古機を買ったため、ラベルの数字が見えなくなっていたのついでに交換。これも別府から一緒に届きました。プラスチック製ですけどね。インジェクション。

    随分綺麗になりました。そして、テスト挽きですが、ひとことで言えば「すごい切れ味!!」
    感動です。いままではどちらかというと、すり潰すに近い音がしていましたが、替えた後は切ると割るの中間の音!!粒も以前より断然そろってます。おそらく刃の側面の旋盤加工が効いているのでしょう。刃に指をあてたときの引っかかりがやばかったです。
    みなさんも業務用・家庭用に関わらずぜひメンテナンスしてみてくださいね。